Office Conciergeの
建設業DXを
公式HPで見る

建設業のDXについて
電話で聞いてみる

事例から考える中小建設業DXの構築手引き【建設Rebuilding~建リビ~】 » 建設業界のDX化の成功事例を知る » 建築一式工事業のDX化事例

建築一式工事業のDX化事例

与信判断材料として、透明性の高い資料の作成を成功させたDX

建築一式工事業の株式会社オーシャンとは

株式会社オーシャン

引用元:株式会社オーシャンHP(https://www.ocean-green.co.jp/)

株式会社オーシャンは、1973年に目黒区で設立した建設会社です。

会社設立当時は造園業が主体で公共工事の公園をたくさん手掛けました。徐々に会社の安定経営を求めて、民間の土木工事、建築一式工事も携わるようになりました。

現在は八丈島にも支店があり、八丈島空港の管理及び整備も担当しています。長年培ってきた技術やノウハウを活かし、ベトナムのダナン建築大学にてゼミの開講支援も行って、アジアの若者に向けて日本の技術を広めています。

DX前に抱えていた課題

工事の終了まで現場の収支がわからない「どんぶり勘定」

建設業界全体での課題でもありますが、同社では入金・出金の管理がすごく複雑なため、終わってみるまで現場ごとの収支がわからない状況が続いていました。

大手のゼネコン等の場合は出入金の専門部署があり、収支を常にチェックし細かい数字を管理する仕組みがあります。ですが社員数の限られた同社の場合は、財務専門の担当者をつけることができず、結果として現場監督が数字を管理する状況にあったそうです。結果として、終わってみるまで現場ごとの収支がわからない、いわゆる「どんぶり勘定」が恒常的していました。

銀行への融資相談に必要な資料制作ができない

蓋を開けてみたら利益が出ていないといった状況が続けば会社の経営が不安定になり、資金繰りや銀行への融資相談もしづらくなるという問題点も。そもそもざっくり計算では、与信判断に必要な書類も制作できていない状況でした。

より利益を追求するために新しい事業をはじめたい場合や、なにか大きな問題が発生した場合など、融資が受けられなくては会社存続も危ぶまれるため、根本的な改善が必要だったと言えます。

DXのポイントと改善された点

自社独自の出入金データベースにより、お金の動きを一括管理

株式会社オーシャンは、中小建設会社に特化したDXを専門に手掛けている株式会社Office Conciergeと、予算と売り上げの管理から、支払いの予定を細かく入力できるシステムとして、「建設BALENAオーシャン」を共同開発。現場担当者は数字に変化があるたびにシステムへ入力し、現状を把握できるように改善しました。

さらにそれを続けることで、日々の最新データが集積された、同社独自のデータベースを構築することができました。そのため、出入金の最新データが一覧でみられるようになったそうです。

金融機関への説明資料が、いつでも・すぐに作成できる

同社では年間140~150件の工事があり、それぞれの現場の収支が紐づいているため、金融機関への説明が非常にしやすくなったという効果も表れました。

採算工程管理や見積請求発注業務、日報労務管理などをシステムで一元管理することで、金融機関が融資可否判断をするのに便利な資金繰りデータが自動的につくられ、各入出金の根拠案件データと紐付き、エビデンスもわかりやすくなります。

建築一式工事業のDX化まとめ:会社にも社員にも銀行側にもメリットのあるDX

株式会社オーシャンはDX化を成功させたことで、お金の動きが日割りでわかるため資金繰りがしやくすなったのが、最大のポイントだと言えます。銀行の与信判断材料として、非常に透明性の高い資料が制作できることで融資が受けやすくなったことはもちろん、銀行側としてもわかりやすい資料があれば、安心して融資ができるようになる。つまりお互いにwin-winの信頼関係が築けたということです。

また、社内においてもデータ入力や確認、集約や分析に時間がかからなくなったため、社員それぞれが時間的余裕が持てるようになったといいます。今ある仕事のなかの問題点を改善したり、新しいビジネスを始めたりといった、一歩先の行動ができるよういなったとのことです。

建築一式工事業におけるDX化は、目の前の業務改善だけでなく、会社の未来も切り開く一手だといえます。

DX
「建設BALENA」の小松延顕氏
             
まるで社内DX担当者のように寄り添う
「建設BALENA」の小松延顕氏

株式会社Office Conciergeの小松延顕氏は分かりやすく、使いやすいITで、企業の利益を増やし、働く人の喜びに貢献するを使命に、建設業に特化した業務統合(DI推進)システム「建設BALENA」を開発。運用保守サポートまでを一貫して行う事業をメインに行なっています。
初期費用0円、月額費用16,500円(税込)から導入ができるにも関わらず、完全オーダーメイド&カスタマイズにて対応する「建設BALENA」の魅力について伺いました。

自社の課題について
建設BALENAの公式から
無料相談をしてみる

電話で問い合わせる